先日、国立科学博物館(愛称:かはく)のクラウドファンディングが話題となりました。
🔥かはく史上最大の挑戦開始🔥
— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) 2023年8月7日
貴重なコレクションを未来へつなぐため、かはく史上最高額となる【目標金額1億円】のクラウドファンディングへ挑戦
地球から与えられた「宝物」を守り抜くー。
そのためにどうか皆様の力を貸してください。
詳細はこちら👇https://t.co/lafGOj7SoQ#地球の宝を守れ pic.twitter.com/2XBlmCsubb
国立を名乗る施設が資金をクラウドファンディングで募ったことの是非は別の機会で触れるとして、今回はこういった「文化施設」の偏在について見識を深めていこうと思います。
端的に言えば、都会vs田舎、中央vs地方の話ですね。
コロナによる行動制限も緩和され、お盆期間に帰省する人も増えたでしょう。都会から地元に戻り、あれこれお気持ち表明される風物詩がたくさん見られるものと思います。しばしば再燃するこの手の議論、各々がイメージする都会や田舎がマチマチすぎて不毛なんですよね。
ちなみに私が半身を置く医学系の人たちは「都内」とか「地方」の話題が大好きです。医学部に入学するために望まぬ地方大学での学生生活を送り、都落ちとかなんとかコンプレックスを抱えた人たちが溢れているので定期的に燃えております。どうでもいいですね。
賢いはずのお医者さんたちの間でも「地域医療」=「医者いじめのある無医村で医療」のイメージで語られていたりして、グラデーションがない。
なお、私は公立の出かつ地方都市在住の身なので「地元最高!」も「都会最高!」も半々であるという面白みのない立場で語ることをご容赦願います。
▼目次
キーワード:都会、都市、東京、郊外、地方、地域、田舎、文化、文明、科博、クラファン、クラウドファンディング
▼過去の議論
▼Impression
東京じゃないと文化を享受できない?
はてなブックマークにて、下記の文章が注目を集めました。
それなりに栄えた地方都市に行くわけだ。
ここには、東京でやった展覧会の巡回展も来てくれない。海外アーティストのライブだってやらない。国会図書館だってない。
そういう場所に暮らしている人って、どうやって趣味を楽しんでいるんだろうか。
たしかに美術や音楽、最先端の海外文化などを趣味にしてる人は東京や都会のが住みやすいものと思われます。今や電子でやりとりできそうな本や漫画の出版社だってやっぱり都会に集まっております。
感受性が欠乏してるんだろ
上記はてブを受けて主に「文化」について議論がなされました。
これはいま、おれの中にひとつわりと明確な答えがあって、それは
"スーパーセンタートライアルに向かう途中の田んぼ道"
です
最高の文章
— 岸政彦 (@sociologbook) 2023年12月29日
最高
東京に住んでいない俺がどこで文化を享受しているか https://t.co/gaLdwASvMq
すげえ文章だなあ。。見惚れてしまった。
— たられば (@tarareba722) 2023年12月29日
東京に住んでいない俺がどこで文化を享受しているか https://t.co/L4WyNQfJ4r
人のいねえ道で適当に腕振り回したりしながらチャリ漕いで、雲とか星とかを眺めて、そのあとスーパーセンタートライアルでアイスとか75円のイカフライとかを買って、別に腹が減ってるわけでもねえけど、帰り道に開封して、食いながら帰る
これはまさに、俺の文化だと思っていますよ!
展覧会やライブや図書館に行くことだけが文化ではないといった趣旨の文章です。
このように、どういう場所でも楽しめる人がいます。「物事を楽しむ感受性」ってやつですね。
Twitterで何度も擦られる名セリフ。出典は下記単行本のようです。同じ作者の『空が灰色だから』にも刺さる言葉が多いのでおすすめです。
日本の田舎の国道沿いはマジで全部これだよな
— カピバラ𝕏 (@kapibara19190) 2023年5月26日
コピーアンドペーストしたかのように同じ pic.twitter.com/hcYZg2lD9k
田舎のロードサイドを「コピーアンドペーストしたかのように同じ」にしか見られない人間は田舎なるものへの解像度が不足しているか単に感性が足りないかのどちらかで、チェーン店の資本やスーパーの品揃えや売っている車など、よく観察すればその土地の特色が見えてくる。
— 副主席 (@SEI__jou) 2023年5月26日
見る人の「解像度」にも影響されるという話。
地元の田舎には美術館も博物館も科学館もなかった...と見せかけて実はちらほら存在しており,ただしそれに気付くのは地元を出てからだった(そもそも地元にいた十代の頃なんてクソバカすぎてそんなものの存在を意識できない)
— ふくさん (@fukusanity) 2023年9月19日
もちろんそれ以来は地元の博物館とか資料館とかも積極的に巡って、県庁所在地にある県立美術館で「こんなに美しいものが数百円で見られるなら地元にいる時にもっと通えばよかった」と思った瞬間、「当時の俺にはこれを美しいと思う感性がなかったんだな」と気付き、歳をとるのも悪くないなと思ったかな
— ふくさん (@fukusanity) 2023年9月19日
東京は美術館が沢山あってすごいと思ったけど10年ぐらい東京で過ごすと「美術館なんて一つあればいいな」という気分になる。一つの美術館に人が摂取できる情報の何倍も大きな情動があり、何種類の美術館に通ったところで、消化不良を起こして生煮えの心の動きを無理に言葉にして吐き出すだけだから
— ふくさん (@fukusanity) 2023年9月19日
だから行く美術館を絞って展示内容が変わる時期に行くようにしてる。同じ展示を2回見ることもあるし、常設の作品も毎回見てる。時間、季節、自分の状態、それらに依存して見る度に印象が違うことに気付く。沢山見れば良いというものではなく、同じ作品を何回も見ることで辿り着くところもあるとわかる
— ふくさん (@fukusanity) 2023年9月19日
わたしは東京に生まれなかったけど、家の側の広大な空き地にススキがたくさん生えてて、その広場に飼ってた犬が迷い込んで、なまえを呼んだら、すごい遠くからススキをかき分けながら、ニッコニコのハスキーがわたしに向かって一直線に走ってきた思い出があるから、いいかな。
— ねじまき。(巻かない) (@nejigram) 2023年9月20日
職場にコーヒーの自販機が設置されただけで「文化だ!文化が来た!」「文明開化だ!」「舶来の飲み物でござる」って自販機の前で同僚のおっさんたちが連日キャッキャしている。オレももちろんおじさん同士「文化でござるな!」って一緒にキャッキャしてる。
— ursus (@ursus21627082) 2023年9月21日
最近話題の地方に人が行きたがらない問題、自分は東京出身、長崎修習、そのまま長崎でイソ弁2年やって独立だけど、特に不満なくやれてる。
— 弁護士 飯田直樹 (@iidalawoffice) 2023年7月22日
①そもそも無趣味、②人混みが少ない、③イソ弁1年目から最前線で仕事させてもらえたし管財も来た、④家も飲食店も都会ほどお金かからない
元配偶者、東京生まれの東京育ちで社会人になってから転勤で地方(といっても大都市)に行き、あっという間に病んで退職選んだのをみているので「東京以外で生活できること」ってスキルなんだろうなと思う https://t.co/zKgpwU5oLn
— パラサイトイリーガル (@parasiteillegal) 2023年7月22日
地方暮らし耐性は「何が趣味か」に著しく依存している気がする。自然レジャー系なら万々歳だし、ネトフリやネトゲなら問題ないと思う一方、美術館やお洒落カフェ巡り、ファッションだと辛いし、海外旅行が趣味だと不便。自分の場合は蔵書が充実した図書館の有無が死活問題。https://t.co/TawLJmtcds
— シータ (@Perfect_Insider) 2023年7月23日
何を趣味にしてるかで生きやすさは異なりそう。趣味も「生産」と「消費」に分類できて、「消費」寄りだと都会じゃないと暮らしていけないのでしょう。この「生産」と「消費」の話はいつか別記事にまとめたいと考えています。
京都にいることの何が楽って、消費以外の選択肢が多いことなんだよな
— 判決自動販売機 (@kinoko____san) 2023年8月11日
東京帰ると少し休むにもコーヒーを買わねばならないし、綺麗な景色を見るにもチケットを買わねばならないし、お財布がというより精神的にキツかった
東京の大学を志望している方、一週間くらい東京旅行してみましょう。初めは高いビル群、道行く美男美女に圧倒されるかもしれませんが、3日もすれば飽きて、後の4日間をやけに物価が高いだけのクソ街で過ごさねばならないことに絶望するでしょう。そうすれば見えてくるはずです。真理が。京都大学が。
— 京大文学部志望浪人生 (@Diet_Kokkai_KU) 2023年8月11日
東京と京都とでバチバチ煽り合いがあっておもしろい。
本当に文化に触れてる?
東京に住む人が皆「文化的な生活」をしているかというと、どうなんでしょうね…。そうではないと思えます。
[第百二十五話]【推しの子】 - 赤坂アカ×横槍メンゴ | 少年ジャンプ+
東京って金があればあるだけ楽しめる街ではあるのよな。カツカツで住んでると余剰資金が無いから、街が充実してても全然意味がなくて、ただ物価が高いだけのしんどい街になってしまう。
— 𝓞𝓶𝓸𝓬𝓱𝓲 (@ib_kiri) 2023年5月11日
新卒で田舎からキラキラLIFEに憧れて出て来て、街は輝いてたけど自分はキラキラ出来ずに9割去っていく、そんな街。
東京にいると「お金があれば良い思いができるシステムがこんなに充実してるのに自分にお金が無いせいでその利益を全然享受できない」という気持ちになるのはうっすら理解できる。大抵のことができるけど、大抵のことに金が必要になる。
— trtmfile (@trtmfile) 2023年9月25日
「東京志向」の強い地域 pic.twitter.com/OWv6UkEetq
— きつねいろ (@kinokuni_fox) 2023年7月25日
郊外ではなくて、外縁部という言葉を使うのだが、実際に関東はダダ広く、東京都心から見て郊外と言えるのは、国道16号線の内側ぐらいまでで、そっから外れると地方の新幹線速達停車駅の方が開けているレベルの街が多い。
— しろくろこ@C102日曜東プ-02a (@shirokuroko_EA) 2023年6月5日
国道16号線、こうやって見るとたしかに『都会と田舎の境界線』って感じする。 https://t.co/EdkkaiebgU pic.twitter.com/o1nUN3ldTh
— いしい (@Teruhiko_Ishii) 2023年6月6日
メーカー勤務者はもう東京なんて住めないからな pic.twitter.com/HYJ7zIZKtz
— てるるぅ@レガシーメーカーの開発 (@westrance) 2023年1月15日
ホテル街、風俗街、個人飲み屋街を消して、大手デべによる複合施設がまたできるのね。繁華街はこれからなくなり、大きなショッピングモールの中で皆な遊ぶのね。「しゃれた街並み」の中で、決められた場所で買い物し、決められた場所にたたずむのが街で遊ぶ、という意味になるhttps://t.co/cUg7vXr55w
— フリート横田 (@fleetyokota) 2023年6月9日
これずっと言ってるんですけど、新宿って地理的にマジモンの低所得層はアクセスできない場所なんですよね。地価が安い埼玉や東東京から来ようとすると片道500円くらいかかる。なので治安もそこまで悪化しない。一方で大阪は街全体がコンパクトなので中心部の治安がちゃんと悪くなれるんでしょうね。
— 小山 (@iikagenni_siro_) 2023年1月10日
東京にしがみつくのに必死で、文化の享受する余裕のある人がどれほどいるのか。東京に夢をみて、夢を叶えた人に比べたら、夢に破れた人の方が圧倒的に多いわけで。それをなんか一部ではタワマン文学とかいって慰めあうのが流行ってるみたいですね。
友達と遊ぶ時はテレビか雑誌で特集していた店に行き、大きくなってからは食べログの評価が高い店を探し、予備校終わりに疲れたら伊勢丹に寄って化粧品を買ったり、ルミネセールで爆買いしてみたり。
そう言った文化が何一つないのである。
この田舎で、夜することは飲み会かカラオケか男女の営みのみ。
店が存在しないか開いていないのだから仕方がない。
レビューがなさすぎることで、食べログで店を探すことがこんなに困難になるとは知らなかった。
地方都市なんだからデパートくらいあるでしょうというが、私は新宿伊勢丹で先行発売の化粧品を、エムアイカードのポイント10%還元を利用して購入したいのであり、そのついでにフェラガモの靴を物色したり、グッチの新作にケチつけたりしたいのである。
2019年の、なんとなくタワマン文学の前進かと疑いたくなる文章。
私はここで評される“文化“に魅力を感じません。やってること誰が一番でっかいカブトムシを捕まえたかと変わらないじゃん。
都会の本質は、情報が集まること。
「東京に住んでない人って、どうやって文化を享受してるんだろう。」の余波で、文化について具体例を挙げてくれた人がいました。
こう列挙されてしまっては、たしかにと飲み込まざるをえない、揺るぎのない文化ですね。
やっとこさ「東京に住んでない人って、どうやって文化を享受してるんだろう」を読んだので、思ったことなどを書いておこう。まず前提として、文化は「ヒト・モノ・カネ」によって支えられるものだから、その力が圧倒的に飛びぬけている東京に一極集中していることは確か。ここに異論はないと思う。
— 三条京阪 (@sanjou_keihan) 2023年8月20日
ただ引っかかるのは、これを書いた人は、そういう一極集中の中からしか、文化が生まれないと勘違いしているように思えるところ。「東京で生まれた文化を、周回遅れで地方で享受する。そんな受け身の体験こそ、消費であって文化ではない」のあたりは、まさしくそういう考えを示しているように読める。
— 三条京阪 (@sanjou_keihan) 2023年8月20日
しかしこの考えはちょっとおかしい。だって、そもそも文化なんてものは、消費されるものなんだから。その都市に暮らす市民、もしくは国民に消費・享受されて、各地に広まり、新しいナニカを生み出す。文化というものは、必ず「消費・飛散・創造」のプロセスを併せ持っているはず。
— 三条京阪 (@sanjou_keihan) 2023年8月20日
関西で生まれ育つと関東地方と比べてもさして見劣りしないどころか独自の文化性まで備わった状態で終生過ごすことができるので東京に移住しても上京という感慨は全く無く「ちょっと広くて街の人らがよそよそしくなった大阪みたいな感じやな〜」と味気ない感想しか無かったのだが数年ほど住んでようやく
— ぐっちょむ (@gutchom) 2023年9月15日
当初は上京という感慨も無かったのだが数年住んでようやく、東京は日本中から人が集まる首都として造られた街であること、それ故にあらゆる少数者でも一定規模の集まりがいて疎外感を感じずに済むこと、地元の人たちは地元の文化を持っていること、色んなことが徐々にわかってきたような気がする。
— ぐっちょむ (@gutchom) 2023年9月15日
また、都会には多くの人が体感する「情報の多さ」があります。
「東京を離れるなんてありえない」といっていた人にそのわけを訊いたところ「街を歩いている、その街に暮らしていることで最先端の刺激をもらえる」ということだった。そういうものなんだろうか。
— 白饅頭(御田寺圭/光属性Vtuber/バーチャルツイッタラー) (@terrakei07) 2023年5月11日
東京は「偶然」の量が圧倒的なんですよね。偶然見かけた服、偶然知り合った人、偶然立ち寄った雑貨屋。そういう検索不可能な偶然が文化を作ってて、その町に暮らしてないと検索クエリが貧弱になる。 https://t.co/BE0dN5LXYM
— K. Tanuma (@tanukiponkich) 2023年5月12日
情報という意味では、東京でなくてもSNS等で最新の情報を得られるが、多分情報「そのもの」ではなくて、「よし、行こう」という覚悟を決めなくても、気軽に様々な人と会ったり、様々な事物に触れることができるという部分が「自然に情報摂取に対する積極性を高める」という効果なのだろう。 #エアリプ
— QB被害者対策弁護団団員ronnor✌︎('ω'✌︎ ) (@ahowota) 2023年5月14日
東京在住の音楽好きを見ていると「今日夕方暇やな〜、おっ○○で△△のライブやってるやん、近いし行こうかな」みたいなムーブを本当にやっていて、文化資本の差というものをありありと感じている
— しゃー (@wareyeknee) 2023年7月5日
23区内に住んでいると「特に目当てもないけど何となく神保町をぶらつく」とか「何やってるかわからないけど暇だから上野の科博に行ってみる」みたいな休日の使い方ができ,思えばあれはとても豊かな時間だった
— スドー🍞 (@stdaux) 2020年2月24日
推しの子のこの辺読んでいてうーんこれが東京に住んでいる者とそうでない者の文化資本格差って奴かってなったもんな>こういうのを趣味にしているような人は地方への転勤とかはガチで死活問題だ pic.twitter.com/i52DsXb2IX
— ゆっくりライアン (@sp8a79) 2023年7月29日
”東京に住んでいれば、そうした催し物に空気を吸うように触れられるものかもしれないが、地方に住む私たちから見ると、こうした催し物に出かけるのも「東京らしいこと」の部類に入る。”
— かたぐら子 (@cat1021gla) 2022年5月23日
本当にこれ。
そろそろ「東京らしいこと」をしたい - シロクマの屑籠 https://t.co/4akx2cEIRT
「そうだ!今日は水族館に行きたいな」と思ったら立派な水族館に行けてしまうのが東京だ。京都、大阪、北陸、九州の品だって欲しいと思った時には買えてしまう。
(中略)
唐突に他所の地方の品が欲しくなった時、ついでに買いに行けるのは「東京らしい」と思う。
コロナのせいで「ウマい飯屋が多い」「店も多い」「文化施設が多い」「交通が発達してるので国内・海外旅行に行きやすい」みたいな都会のメリットがことごとく失われて家も狭く自然も少なくて息苦しい上に感染リスクも高いゴミに成り果てつつある
— 湘南ペンギン (@shonanpen) 2020年4月5日
私は東京生まれ東京育ちで、ミュージアムとか音楽ホールとか図書館とかが身近にあったのは、本当にありがたかった。上野のお山までチャリだったから、高校の授業サボって東博とか西美とかに行ったりで…。恐ろしいことに、私含めて東京の人はこれが当たり前だと思っているんだよな。
— 宮本晶朗 (@miyamonomiyamo) 2023年9月18日
東京であった高校生の国際フォーラムに長崎から参加した高校生が、東京の高校生はこういうフォーラムに山手線に乗って数百円で一人で参加できるけど自分は飛行機に乗って保護者同伴でホテルに一泊してこないといけない。これは私の努力が足りないからじゃないという趣旨の発言をしていた。
— おいでよ山口@民俗 (@minzokunokai1) 2023年9月17日
これはすごく思うんですよ、美術館博物館好きでも地方民はなかなかその機会がなくて…親に理解があれば東京にでも大阪にでも出してもらえるけれど、そもそもそんな文化的なものに興味を持つな、都会に出るなと大反対されるケースもあり…さらに家事なんかを任されていたら文字通りどこにも行けなくて。 https://t.co/gGr8Idu7Vm
— ちらいむ (@chilime) 2023年9月17日
都会の方が偶然に出会える情報量が多いというのは自分も感じていて
東京は当たり前のように駅で移動するから、当たり前のように駅の広告に触れることができるのが利点。どこで何がやってる、どこへの旅行がオススメなどなど。
— かたぐら子 (@cat1021gla) 2020年2月25日
地方だと駅に用がない人はとことん用がないのでこれらは意識して頑張らなきゃ出会えない情報なのです。
やっぱり都会の方が意識して集めようとしなくても自然に情報が入ってくるんですよね。
国立科学博物館でおもしろそうな展示があるという情報も、意識してSNSを追わないと知らずに過ごしてしまう。また、展示を見に行く行為が休日に限定されてしまい、休みを使った一大イベントになってしまうのは否めません。
不快のデザイン展いきたいなぁ。こういうときに重大決心しないといけないのが地方在住民の悩み。https://t.co/qj6GV9SfoF
— かたぐら子 (@cat1021gla) 2023年4月6日
自分の興味関心によっては、地方は不便だなー、都会いいなーと、情報格差にコンプレックスを感じることもしばしばでした。
ただ、近年は「それって本当に必要な情報か?」と感じるようになってきました。
都会ではコレが流行ってるらしいぞ!と並んだお店、google mapで確認したら潰れて跡形もなくなっていた。でも別に悲しくない。だって値段の割にぜんぜん美味しくなかったし。
— かたぐら子 (@cat1021gla) 2023年5月20日
こういうの多くない?
数日したら消えてなくなるような刹那的な刺激に酔えるほど私は若くなくなってしまったのですな。タピオカミルクティーを飲んでないことを恥に思えるほど多感ではなくなった。ある意味では、感受性が欠乏していってるのかもしれません。
関連したことを述べたの記事。
「解像度」を上げないほうがよいこともある。知らなくていいこと、触れなくていい世界、自分が摂取すべき情報。これらが年を重ねてなんとなく分かってきて、結果的に都会じゃなくていいな、都会じゃないほうがいいなと思えてきたのかな。
東京の景色に透ける僕は幽霊みたいだ。
箸休め
会社の方に「明日は東京ゲームショウ行ってきます!」と言ったら「え!東京刑務所?」と言われた。
— GOROman (@GOROman) 2023年9月20日
東京のタワマンとSAPIXで家計がキツイ!と叫んでいる子供1〜2人の夫婦より、地方で子供3〜4人産む夫婦を国が大事に扱いだしたな。
— ゆきひろ (@NwxKsJPHOzJ0vPW) 2023年3月17日
じゃぶじゃぶ池なるものがある公園多いんだな東京…とは思ってはいたが、安全な水遊び場所を都市部にも提供するためのもので東京育ちにとっては当たり前な存在のものだったのか、と知った(東京出身以外の者たちみんな知らない)https://t.co/gRu2TscMBZ
— あの鬼の人 (@oni_red) 2023年6月17日
東京の繁華街、
— ヨッピー (@yoppymodel) 2023年9月15日
大手チェーン店:ド安定
適当に入った店:9割ハズレ
下調べして入った店:まあこんなもん
予約して入った高い店:美味いけどコスパ悪い
って感じかなーと思っている。
東京にだって美味くてコスパ良い店はあるんだけど、渋谷新宿銀座六本木とかの繁華街には基本無いと思うべきかも。 https://t.co/6nTLVW1wFF
いま東京の女子大生がそれほど意識高くなくても「ふつう」でいるためには脱毛やマツエクなど美容にめっちゃお金かけなくちゃいけなくなって大変というツイートを読んで、一方でしーいんなどが話題になるようにアパレルにはお金をかけなくなってきてるのが面白いなと思った。優先順位が変わったんだな。
— ジロウ (@jiro6663) 2023年9月10日
体を張って都会を知り尽くした経験豊富な社会人女子とは────── #tegaki_dt pic.twitter.com/SCN4LPF33E
— 24@C102(土)ロ49b (@2outni4) 2023年5月18日
今、千代田線湯島駅5、6番出口のトイレ個室がめちゃ狭かったので、思わず「せまっ」って独り言言ったら、隣の個室から知らないおばさんが「いやほんとせまいわ」って答えてくれて、東京わりとオモロいなと思いました。
— たぬポンド (@tan_uk_ijiru) 2023年9月9日
日記
地方住みのメリットとして、お盆や年末年始に都会に用事があった際に渋滞の逆を行けるというものがある。
— かたぐら子 (@cat1021gla) 2023年8月11日
高みの見物。
2023/08/17 約8000字
2023/08/24 更新。約8400字
2023/10/17 更新。約10700字
2023/12/30 更新。約11000字 遅れたバズにマウント取り。
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