みなさん忘れ物してますか~?
自分は忘れ物の多い生涯を送ってきました。ここ3年での忘れ物を思い出せるぶんリストアップしてみましょう。
・スマホ(郵送料1000円)
・高級ボールペン(3000円)
・駐車券(10000円)
・新幹線の乗り間違い(15000円)
・腕時計(100000円)
障害の多い生涯ですね。勉強料とかいいますがそれにしては高すぎる! いい加減に凝りなさい!
巷では大人のADHDがどうたらこうたら。なんでもかんでも精神科疾患にしがちな風潮に警鐘を鳴らしたいものですが、たしかに自分のモノの管理の危機感の無さは見つめ直したほうがいいかも…。
忘れ物にはロクなことがありません。無くしたモノの経済的損失。探すのに費やす時間的損失。およびそのお金や時間でできたはずの経験の損失。会社のモノや借り物だとしたら信用を失う社会的損失もありえます。
気になるあの人と会話するためにあえて忘れ物をするだのなんだのそういう思考の方は帰ってください。
忘れ癖は忘れ、無くし癖は無くしたいですよね!!
そのために自分が意識したことをまとめてみたいと思います。自分と同じような悩みの方の参考になれば幸いです。
1.忘れ物をしないようにする
まぁ結局コレに尽きるのです。
しかし医療ミスの事例に対して意見を書けという小論文に「もっと気をつけるべきだと思います」と書くような精神論じゃブラックまっしぐら。ヒヤリハット報告にこんなんするわけないでしょと笑ってる人ほどいつかミスをします。してほしいです。
精神論ではなく、忘れ物をしないシステムを作らないといけません。フールプルーフの考えです。そのために自分がどういったときに忘れものをするか考えてみました。
まず思いついたのは「時間に余裕がないとき」です。
さすがに普段から飲食店から立ち去るときテーブルに忘れ物はないか、移動するときに置き忘れはないか確認するようにはしていますよ。
しかし、急いでいるとき確認が疎かになるもの。バスの時間に間に合った、ふぅ。あれ、アレがないぞ…となる経験は数知れず。
では、なぜ時間に余裕がなくなりがちなのか。このツイートで気付かされました。
「毎回同じ失敗パターンがあるはず。失敗の分岐点まで戻って対策を練ること」で納得。一番目からウロコが落ちたのが「所要時間を最短で計算しない」。「実際のあなたはもっと準備に時間がかかっているはず。出かける前に10分くらいかけて携帯探してませんか」って言われて、アッー!
— 耳たぶ吸ってたも〜れ (@shishmaref) 2016年11月9日
今まで読んだ本は「携帯の置き場所を決めましょう」だったんだけど、今回読んだ本は「物は所定の位置を決めましょう。でもどっかに置いたか忘れちゃうのはもう仕方ないので、探す時間をあらかじめとっておきましょう」みたいな、すぐ実践できる方法がいっぱい載ってた。
— 耳たぶ吸ってたも〜れ (@shishmaref) 2016年11月9日
なるほど確かに自分は最短時間で予定を組みがちでした。そのためちゃんと予定を汲んでるはずなのに時間がなくて焦るという自体に陥っていたのですね。
話は少しずれますが、Google Map、あるじゃないですか。
こいつが悪いやつで、所要時間を常に最短で表示してくれやがるんですよね。徒歩の時間は屈強な男性基準。乗り換えにかかる時間、駅構内を歩く時間などはほとんど考慮していません。
信号の運が悪かったら、なにか忘れ物に気づいて取りに戻ったら、など少しでも不測の事態があるとダメになります。気をつけよう。
ということで、ひとつめの原因に対する対策は「最短時間で予定を組まない」ということになります。時間の余裕で忘れ物を防ぎましょう!
ふたつめは「ながら作業をしているとき」です。誰かと喋りながら、考え事をしながら、音楽を聴きながら…。何かに脳のリソースを割いているときはどうしても注意力が散漫になってしまいます。
自分は失敗したりイライラしたりしたときにそればっかり考えてしまう人間なのでそれ以外のことに無頓着になってしまうんですよね。自分が何を持っていて何を持っていないかを把握できなくなってしまう。それで何かを無くしたとなればさらにイライラが募ってしまう悪循環。それはよくない。穏やかに生きるべきです。禅の心でいきたいものです。
ということでふたつめの対策は「ながら作業をしない」。他のことは何も考えず”持ち物を確認するだけの時間”を作るよう意識してみました。心の余裕で忘れ物を防ぎましょう!
そのためには前述の時間に余裕をもつことが前提に必要になってきますね。時間の余裕は心の余裕。
なんだか普通にヒヤリハット防止のアイデアみたいになってきましたが、そういうものです。
2.忘れてもすぐに気付けるようにする
さて、時間にも心にも余裕があったとしてもやらかしてしまうパターンがあります。それは自分が何を忘れたのか気づかないときです。気づいたときに探そうにもいつ無くしたのか、どこで落としたのかわからないとどこから辿ればいいのか途方にくれることになります。
先程までの話が一次予防だとすると、こちらは早期発見の二次予防ですね。
旅先から帰ったら荷物をどさっと置いて寝る。疲れからか寝坊してしまい朝飯抜きで出発する。昼過ぎにコンビニ行って財布がないことに気づく。
これだと財布は家にあるのか、それとも旅先で忘れてきたのかわからず冷汗を流すことになります。動悸もしてきます。低血糖症状ですね。
少々面倒な感じもしますが「移動の前後に荷物を写真にとる」「帰宅したら荷物を全部並べてスマホで写真を撮る」のような習慣づけると良いかもしれません。(自分はまだ実行に移せてない準備期です…)
デジカメでメモリカードとか電池とか忘れるのを防ぐために、毎回言えの最寄りバス停とか駅の駅名標とか撮影するようにしてる。そこで忘れてるのに気付いたらまだリカバリーできるからね。
— Yuki Ueda (@xhgd_bxnl) 2017年8月7日
この方のように、なにかトリガーとなる行動をルーチン化するのもよさそうですね。
忘れ物・落とし物に気づくために持ち物に「キーホルダーをつける」というのも効果的です。
新幹線の座席の下に潜り込んでいたり、夜行バスの暗がりで隠れてしまったりで見落としやすいポイントに対し、”嵩増し”することで早期発見することができるかもしれません。明るい色にしておくと視認性がよくなって効果的です。音が鳴るものをつけておいてもいいかもしれませんね。
それと大いに有効なのは 「持ち歩くモノを最小限にする」ことです。忘れ物をするのならモノを持たなければいいじゃないという考えですね。
持ち歩くものを厳選すればモノの管理に使う脳と時間のリソースを省くことができます。総数を把握できるので足りないものに気づきやすくなります。自分は持ち物のチェックリストを作り、移動の際にちゃんと揃っているか確認する習慣をつけました。
ちなみにですがチェックリストとしてGoogleキープを使っています。リマインダー機能もあって便利ですよ。
Google Keep - メモとリスト - Google Play の Android アプリ
3.忘れても大丈夫にする
人は必ず忘れ物をするもの。忘れる前提のフェイルセーフの考えです。後遺症を残さないようにする三次予防でもありますね。
着替え忘れた!充電器忘れた!と旅先で気づいた経験は誰しも経験あるでしょう。それでもこの時代、コンビニに行けば大体なんとかなります。お金さえあれば大体なんとかなるのです。
しかし、その肝腎のお金を忘れたり無くしてしまったら詰みます。
対処法としては「荷物を分ける」のがポピュラーかつ確実でしょう。同時に複数の病気にかかることは低いように、同時に複数のモノを忘れる確率は分数のかけ算なのです。
旅先でスマホが故障したことがある経験から、常にタブレット端末を持ち歩くようにしています。もしもの際はそちらの端末で連絡がとれるようにですね。
とはいえ使いたいときに充電切れだったりソフトウェア更新で時間をとられたりするので日頃から点検する労力は割かないといけません。
自宅、バッグ、職場など「場所ごとに同じモノをそれぞれ揃える」のも有効です。ボールペンは腐るほどあるのに使いたいときにないモノの代名詞といっても過言ではないでしょう。
お気に入りを持ち歩く他に、電話の隣、バッグ、スーツのポケット、ノートに挟める、などあちこちに撒き散らしておくといいですよね。携帯と常在の使い分けです。
あとは旅先では無くしても大丈夫なように「安価なものを持ち歩く」ようにするのもいいですね。自分は旅先で1000円くらいの腕時計を購入し、その道中で無くしました。安くて助かった助かった。
スクショ用まとめ
・予定を最短時間で組まない。時間に余裕をもつ。
・持ち物を確認するだけの時間を作る。ながら作業をしない。
・見つけやすいようなキーホルダーをつける。
・持ち物は最小限にまとめる。
・チェックリストを作る。
・荷物を分ける。
・同じものをいくつか揃える。
・安価なものを持ち歩く。
これらに気をつければ忘れ物がなくなると思います!
よーし気をつけてくぞ~!
文責:ぐら子(2017/09/18 3873文字)
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