はい.釣りタイトルです.でも1万字近くの謎長編です.
研修医という職業柄,器用さを求められることが多々あります.
いきなり難しい手術を遂行しなきゃいけないわけではないですが,深夜の包丁でちょっと指切っちゃった人の縫合などは研修医でもやらせてもらわねばいけない時があります.
こういった手技は学生時代にあまり熱心に指導されるものではなく,模型を相手にが自主性をもって練習しているものです.んで,研修医になって初めて実物相手におっかなびっくり四苦八苦しているのが現状です.ひよっこながら一応のプロ意識でそれを悟られないように振る舞ってるんだゾ☆
そういう流れのなかで,実体験を踏まえて手先を器用にするための意見や考察をまとめてみました.これを元に少しでも意見交換が活発になれば幸いです.
Key Word:手先,指先,器用,不器用,手技,手術,外科医,メンタル
1.『知識 』×『認識』×『遂行能力』
手技が上手くいかなく落ち込むのは誰しも通る道だとは思いますが,いろいろ考え込むタイプの人間なのでこのようなことを呟いたことがありました.
上手くいかなかった手技・手術・診断を「慣れ」「回数」「経験」といった漠然とした言葉で片付けられて涙を飲み傷を癒やした研修医や学生は自分だけではないでしょう。
— かたぐら子 (@cat1021gla) November 20, 2018
これらを突き詰めると『知識 』×『認識』×『遂行能力』の3要素に分けられます。自分の経験に基づく意見でありエビデンス0ですが。
極論、手技というのは「適切な場所」に「適切な動作」を加えれば成功するんです。方法が適切かは問わない。
— かたぐら子 (@cat1021gla) November 20, 2018
ルート取りという具体例に当てはめると以下の3段階
1.『知識』適切な血管を探せるか。
2.『認識』適切な場や位置や角度を整えられるか。
3.『遂行能力』イメージ通り適切に実行できるか。
よくある失敗するパターンは…
— かたぐら子 (@cat1021gla) November 20, 2018
・血管に当たらない
→『認識』の不足。角度が悪い、向きが悪い。解剖構造などの『知識』の不足もあるかも。
・当たったけど途中で止まった
→『遂行能力』の不足。知識や認識通りに操作や保持できない。血管を破ったのか抜けたのかの『認識』の不足も関わる。
きっかり3分割はできないんですが、これらのどの要素がいちばん不足していたかを把握することが上達のコツだと考えてます。
— かたぐら子 (@cat1021gla) November 20, 2018
「中央をとらえたつもりで右にズレてる場所」から「真っ直ぐ進めたつもりで左にズレて進んで」結果的に成功するパターンもありえるわけです。中央に 真っ直ぐ 進めたいね。
「経験」を重ねると知識も増えるし,認識のズレも少なくなるし,遂行能力も上がるしで良いこと尽くめです.よって結論が「数をこなせ!」ということなのです.
私の研修病院は手技を任せてもらえることが多く,経験値,n数は多いほうだと自負しています.うまくいくこともあれば,うまくいかないこともあり,それだけ思い悩む機会にも恵まれてるわけです.
▼ 以前も手技について考えたことがありました.
無難な症例を無難に治して帰すことは研修医でも極論学生でもマニュアルがあれば出来る。 でもやっぱり、上手くいかなかったときどうするか、トラブルに遭ったときどう対処するか、更に言えばどうすればトラブルを未然に回避できるかは経験がモノを言う。
— かたぐら子 (@cat1021gla) June 27, 2018
と、株で成功した上級医を見て思った。
何度もの失敗例を振り返り,自分は単純に人より手先が不器用なのでは?との気づきを得ました.指が太い,可動域が狭い,握力が弱い,手袋がはまらない,etc...
外科系の先生は"手先が器用か不器用か関係ない"と仰られますが、結論はそうなんですが、手先の不器用な人はそれを克服するまでに器用な人より数倍の努力が必須であるという点はやはり大きなディスアドバンテージだと思います。
— かたぐら子 (@cat1021gla) November 20, 2018
真っ直ぐ垂直にやってるつもりなのに傾いてる!
— かたぐら子 (@cat1021gla) November 20, 2018
カメラを片手で操作できない!
力が無くてチューブが抜けない!
ワイヤーにカテが入らない!
出血点を見失う!
奥行きわからず糸が掴めない!
不器用……っ! 圧倒的不器用……! https://t.co/cCSZtt3vll
ガイドワイヤーにカテーテルがなかなか入らないときの研修医 pic.twitter.com/10nDmukYtQ
— かたぐら子 (@cat1021gla) July 5, 2017
ってことは手先が器用になればすべて上手く行くのでは!?
2.手先・指先を器用にするトレーニング方法
ネットで調べれば同じような悩みを持つ人達を飽きるほど見つけられます.
紹介したトレーニング方法の多くで共通した事は「両手を使う」という事です。
両手を使えば自然と手先が器用になっていくのです。
なかでも、ピアノは左右の手を同じレベルで動かす必要がある事から優れたトレーニング方法なのではないでしょうか。
日常生活で両手を使う為に、まず利き手でない方で箸を使えるようにしましょう。
【ゲーマー流】手先を器用にする為の考え方・トレーニング方法 - カレンちゃんねる Life is a game
高度な指回し体操
それは二つの指を同時に回す方法です。例えば人差し指と小指の場合だけでも4パターンあります。
1.人差し指時計回り、小指時計回り
2.人差し指時計回り、小指反時計回り
3.人差し指反時計回り、小指時計回り
4.人差し指反時計回り、小指反時計回り
ちなみに、この手の骨格筋の量を増やす手軽なトレーニング方法として、中指、薬指、小指で挟んで箸を使って物を摘まむ方法と、コインロールという魔術師や手品師がよくやる五指を使ってコインを何周もさせる方法がある(以上、画像は「焼きたて!! ジャぱん24巻より」) pic.twitter.com/k8rpUE1dqn
— リン (@handsaw5) October 29, 2017
尺骨神経使う為に箸はこう持ってる。「焼きたて‼︎ジャぱん」24巻を参考にしてます。 pic.twitter.com/luUj0eUgm1
— Takumu Koyamada (@3em27) August 31, 2015
折り紙,指回し運動,左手で箸を使うなどなど,身近なもので試せそうなトレーニング法って結構ありますね.
糸結びでは中指を使う結び方もありますし,薬指にクーパーをかけながら結ぶテクニックもあります.普段使わない薬指や小指周りの筋肉を鍛えることで器用になり手技が上達することは想像に難くないでしょう.
実際にこれらを少しずつ試してみて一ヶ月くらい立ちましたが,実感としてパソコンのタイピングが早くなりました.
いつかもっと明確に役に立つ機会があると信じています.
「両手に箸を持って折り紙をする」とかで自宅で可能な腹腔鏡トレーニングになったりしませんかね? や,自分は腹腔鏡やる予定はないんですけど…
他にも吊るした豚肉や豆腐で縫合練習するとかのトレーニング法も聞いたことがある気がします.やってもいいしやらなくてもいい,気軽な集合知,集めていきたいですね.
糸結びが上手くなりたい!という学生さんにオススメしているのが、手袋を嵌めた状態での練習です。
— ひゃくとん (@hyakuton100t) June 5, 2018
素手で結ぶ機会ってほとんど無いですもんね!是非お試しあれ(>ω<) pic.twitter.com/gZAH3ceKFt
手袋2枚重ねで糸結びが上手くできるようになりゃ怖いものなしですね。清潔野に立って手袋した状態で指導医・オペ看・麻酔科医の視線の緊張感のなかでやることまで想定してないとなかなか上手くいかないもの。
— かたぐら子 (@cat1021gla) June 6, 2018
繊細な技術は外科医には必須
— おると@整形外科 (@free_ortho_doc) December 12, 2018
日々鍛錬を怠らない
.
意訳: 外来が暇でした pic.twitter.com/a1kUIjUp52
マフラーやミサンガを編んだ経験のある人は糸の扱いが得意そう。外科って女子のほうが向いてるのでは!?
— かたぐら子 (@cat1021gla) September 11, 2017
缶バッジ綺麗につけるの苦手なんだけど同じく縫合も苦手なの多分原理は一緒なんだよな。そう考えると缶バッジをジャラジャラつけているアニメイトにいるような方々は縫合が上手なのかもしれない、と思いを馳せる昼。
— かたぐら子 (@cat1021gla) September 11, 2017
そういえば.手先・指先の器用さのトレーニング法について調べてると,発達障害の育児で◯◯をやらせるとよい的な記事が数件ヒットしました.積み木・間違い探し・迷路・シールなどの遊びは脳のいろいろな能力を育成するとのことでした.
大人の塗り絵がブームになっているという話も聞きます.これを解けたらIQ120の類の雑なクイズも絶えず人気ありますね.たしかに自分も大学受験以降,一時期流行った脳トレ的な部分に頭を使っていない気がします.
大人になって差がつく得意・不得意には子供の頃の何気ない遊びや大人になってからの趣味が影響しているのかもしれませんね.ここらへんの話は専門外なので小児や神経・脳領域専門の方,言及よろしくお願いします.笑
シートのシールを剥がして紙に貼る。
この動作って、指先を器用に動かす練習になるって知ってました?これは、幼児や子供だけではなく、お年寄りなどにも効果があるようです。
手先が器用になりたい!手先を器用に動かす練習色々あります! | イミペディア
子どもの指先を器用にする年齢別の遊び方 | 東京(広尾・自由 が丘)の幼児教室ならGymboree(ジンボリー)
ぼく「画像診断力を上げたい!」
— かたぐら子 (@cat1021gla) November 27, 2018
??「とっておきの教材がある」
ぼく「教えて教えて!」
??「サイゼリヤの間違い探しだ」
ぼく「サイゼリヤの間違い探し」
3.手術が上手い先生,運動部であった説
手先が器用と言われる先生の経歴を聞くと熱心にスポーツをやっている頻度が高い気がしています.体力が求められ体育会系な割合の高い外科系はもともと運動部上がりが多いバイアスもありますが.
私はここで「ラケット競技よりバスケやバレーなどの手を使うスポーツ経験者の方が手先が器用な説」を提唱します.だって日頃から指を使ってるわけですもん.
となると脚を使うサッカー部出身の外科医(多そう)はそんなに手先は器用ではないのか.更なる研究が求められますね!
逆にラケット競技やビリヤードとかの道具を使う器械結びが上手いかもしれませんね?
あとはチャラそうな人でも代々医者家系で実はピアノを習ってたみたいなこともあります.ピアノやギターも指先を使うものなので関連が深そうです.コウノドリ先生もピアノを弾いてますね.某予備校講師もピアノが上手でしたっけ?
チャラい,指先が器用で連想していった結果,とある闇に触れることになりそうなのでこの話はまたの機会にしましょう.
「外科医の命だから」って言って大学時代、体育の時にバレー・バスケなどの手を使う競技を一切しなかった高橋くんの精神科入局が先日決まりました。
— kokupo©︎ (@kokuponz) September 17, 2018
その手があったか~.
4.用意周到なアイツが考えた脳のスペック
「不器用 直すには」などと調べると器用さとは頭の器用さ云々と語る意見が散見されてうるせ~~~わかってんじゃ~~~って気持ちになります.
メモリ量,集中力,暗記力
しかし正論には違いません.脳のスペックを高める方向の努力も有用です.単純に暗記できるメモリ量が多ければそれだけ強いですからね.
ここまでの記憶力や集中力が医師に求められるかは議論の余地があるでしょうが,目標にしたいですね!?
イメージ力
手技がうまくなるには解剖の理解が重要。解剖を覚えるには兎に角イメージ修行! pic.twitter.com/4aN9vLw5rZ
— かたぐら子 (@cat1021gla) February 5, 2018
人体解剖を具現化できるほどのイメージ能力があればそれだけ手技の成功に繋がりますね.精巧なイメージが成功を導くってことだな!!!
段取り力,同時処理能力
先日久しぶりに昔の恩師と飲んだ。
— 外科医けいゆう (@keiyou30) September 20, 2018
『手術がうまい人っていうのはな、手先が器用とか、そういうことじゃないんや。その人が手術に入ったら、執刀であろうと助手であろうと手術がスムーズに進む、そういう人のことをいうんや』
まさに。
手術がうまい人とは、手術全体のマネジメントができる人。
普段している人はよくわかると思うんですけど、家事ってハイレベルなマルチタスクで重労働なんです。
— Nikov (@NyoVh7fiap) December 10, 2018
なぜなら、同時処理能力(複数のことをいっぺんにこなす力)と、継次処理能力(ひとつのことに集中してこなしていく力)の両方が求められるからです。
家事を侮ってはいけません。家事は重労働です。
料理が上手な人は段取りも上手いと言われますね.大規模な手術を成功に導くには流れを俯瞰しつつ今の作業を進め,不測の事態に備える能力が必要となります.そういうことを習慣的にやっている外科医は家事が上手なのでしょうか.気になりますね.
自炊かつ冷凍。
— Dr.センジュ (@Dr_Senju) June 15, 2018
外科医は料理好きというのはたまに聞く話だけど。
作ったことないレシピでも、作ってる間に完成品の味がだいたい分かって。
途中でガンガン修正かけていくのは、絶対音感的な能力かと思う。
間違ったかな。進路。
結局、手術ロボットを操作するのは人間だから、テクノロジーの進化によって人間の仕事の精度は上がるが、仕事を奪うことにはならない。絶対に人間に残る仕事の1つが、新幹線や飛行機内の掃除をはじめとする「手先の作業」系なんだが、外科医はそのなかの最高峰。 https://t.co/kQTyUB8uJb
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) November 1, 2017
顰蹙を買う喩えかもしれないが、外科医って料理人なんかと同じ気質で、インテリというより空間認識や速断力に優れて思い切りがよい、若干オラオラ系が向いてるとは常々思う。 https://t.co/BxWzTTVmR6
— 楠木雲太郎 (@hoshina17) December 12, 2018
新米外科医なので料理する時も手術用のガウンを着る
— なり (@NaLi0225) January 24, 2017
やっぱり今はそこまで気になりませんでした.医者の家事スキルの話は別個の闇に触れることになりそうなのでまたの機会にしましょう.
5.メンタルの強さも大事
焦りからか黒塗りの高級車に…もとい.焦りやプレッシャーは正常な思考や動作をひどく鈍らせます.これは同期の話なのですが,
上級医から「血ガス取ってみて」と急にパスがくる
→焦って探すもそれっぽいのが見つからない
→早くしろよと看護師からの視線,もぞもぞ動き出す患者
→当たってくれと心から祈るが願いは届かず当たらない
→なにやってんだと看護師からの視線,手袋を探し始める上級医,手袋ににじむ汗,にじむ涙,空のままのシリンジ,悠久の時間...
誰しも似たような経験はあると思います.
焦り,不安,自信のなさなどのメンタル状態では出来るものも出来ません.メンタルは大事です.
夏の高校野球で9回裏2アウト満塁の打席に立たされた打者を見て,どんなに医者の仕事がつらくても彼よりプレッシャーのかかる機会に立ち会うことはそうないだろうと思いました.もし自分がその場に立たされたら失禁してるでしょう.
急かされると焦ってしまう性格なので(運転でも後続車が車間距離つめるとスピード出しちゃいがち),焦って何かをやってうまくいかないことが多いとわかりました.
途中から意識し始めたのは”自分が思ってるより周りは自分のことを急かしてはいないな”ということでした.だって手術も体位を整えるのにやたらと時間をかけてませんか?それに対して早くしろよとはあんまり思わないはずです.順序よく事を進めるために必要経費の時間があるのです.だから必要以上に焦る必要はないと学びました.
あとは時間がかかってもいい意味で開き直るメンタルも身に着いてきました.いい意味で.
救急患者来ると焦っちゃうけどdoor to balloon timeも病院に来てから90分でいいんだよな。発症してからじゃない。急ぐのは正解だけど焦らないようになりたい。
— かたぐら子 (@cat1021gla) June 21, 2017
退職したベテラン新生児科医は50過ぎて300g前後ベビーの動脈ラインをスパスパ確保する人。秘訣を聞くと「点滴入らないのは単なる思い込み」と言われ挿入法を真似した。そこから自分の手技精度は格段に上昇、新生児科の他の先生にも頼られるようになった。他人の一言で自分の技術がここまで変わるとは
— ふらいと13 (@doctor_nw) September 21, 2018
普段は厳しめの外科医。
— 清澤 (@MuYrsu) December 11, 2017
根拠のない診療には容赦なく怒る。
だけど手術中だけは怒らなかった。
疑問に思ったので、
「先生はどうして手術中は怒らないんですか?」
と聞くと、
『怒ることで手術が上手くなるなら怒ってる。でも怒ったら冷静さ失うでしょ!』との返答。
かっこよかったな。
外科系を目指すにあたって周りから器用と言われ、かつそれを自身も信じられる自信あるいは自惚れがないとやっていけないというのは真かもしれない
— かたぐら子 (@cat1021gla) May 28, 2017
6.その他の雑談
手技的器用さが日常に役立つ一例
外科を回ると焼き肉が上手くなる
— かたぐら子 (@cat1021gla) May 25, 2018
やはり外科は焼き肉で本気を出す。トングの持ち方、ステーキを切り分けるナイフ裁き、そこで資質が見定められるのだ(知らんけど)
— かたぐら子 (@cat1021gla) August 14, 2018
外科医のヘンな職業病~焼き肉屋で闘志を燃やしてしまう理由とは https://t.co/EKyf6Gc0aD #現代ビジネス
シースを把持するテクニックが釘を安定して支えるライフハックにつながる。 pic.twitter.com/IsAM6wxwBo
— かたぐら子 (@cat1021gla) July 2, 2017
ガイドワイヤーをまとめるテクニックがケーブルをまとめるライフハックにつながる。 pic.twitter.com/3ID1eS4Riq
— かたぐら子 (@cat1021gla) July 2, 2017
バイトの先生が、
— まるる (@maruru209) July 25, 2018
頸椎手術のながーいライン類を、
手袋を使って、整理してた! pic.twitter.com/t5IRrudxZY
ゴミ出しのダンボールに注目すると医者かどうかわかる。多くの医者はダンボールを束ねる紐の結び目がついつい多くなりがち。 pic.twitter.com/GWvLymOngL
— Aneoid (@aneoid) November 19, 2018
手技的器用さにまつわるエピソード
研修医の時
— 内科医たくゆきじ (@takuyukiji) August 6, 2018
「心臓外科医はボーリングをしない」
という話を聞きました
ボーリングをすると手先の感覚が変わり手術に支障が出るそうです
全員がボーリングをしないのかと聞かれるとそれはわかりませんが
「凄いプロ意識だなぁ…」
とただ思いました
他の科でもこういうエピソードはあるんですかね?
大昔は「手袋をすると指先の感覚が鈍る」ので手袋なしの素手で手術をする外科医も結構おり、若い外科医が1年目の夏から秋にかけて次々と黄疸になるのが「一人前になった印」みたいに言われていた。一人前でも何でもなく、おそらく術中にウイルスをもらってB型急性肝炎にでもなっていただけなのである。
— レ点 (@m0370) December 2, 2017
僕も注射針のエイムが悪く血管確保が苦手でしたが失敗パターンを思い返してそれを避けるとほとんど失敗しなくなりました。失敗を振り返ってみましょう。すみませんがシューティングのエイムは他を当たってください。 #質問箱 #peing_m_oblongata https://t.co/N8Q4ewXZ2u pic.twitter.com/ueBCXdHlC0
— わん (@m_oblongata) December 18, 2017
「患者さんの四肢を持ち上げる時は親指をなるべく使わない」
— 佐治なじむ (@sajinajimu) April 6, 2018
「皮膚テープを剥がすときは皮膚との角度を出来るだけ少なくする」
といった類のちょっとした知識は、運が悪いと知らないままになるんで何かシェアできるシステムが欲しいなぁ
前立腺肥大とかありそうな人の尿道カテーテル入れるとき、
— Foobirds (@cinnamondiary) December 26, 2017
ウロの先生に教えてもらったコツー
『一番狭いところまで進めて、そこにカテーテル先を押し付けるようにしてじっと待つ。待っているとそのうちスカっとすすむから。』
これ教えてもらってから、ほとんど困らなくなった。
現実
誰も介助してくれないから一人で寂しく手技を進める研修医 pic.twitter.com/015kdERt5L
— かたぐら子 (@cat1021gla) August 15, 2018
2018/12/13 かたぐら子 (@cat1021gla) | Twitter 約9300字