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医学、雑学、ライフハックなど。「こいつ”使える”な」と思われるような記事を書いていきます。読み方はご自由に。

研修医が研修期間中に色彩検定1級を受験した症例

Key Word:色彩検定2級,色彩検定1級1次,色彩検定1級2次,QB,医師国家試験,ユニバーサルカラー,アイカツ!

 

 

目次

 

【はじめに】:色彩検定とは?

www.aft.or.jp

 

色彩を知れば、人生が豊かになる
色彩検定とは色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。
仕事のスキルアップはもちろん、暮らしを豊かにする知識や法則がたくさん詰まっています。

 

 

【要旨】

色彩検定とは・・・詳しくは公式サイトをご覧ください.年間3万人以上が受験しており,そのうちの7割(1級は3割)近くが合格しているようです.

 

そのためインターネット上にも症例報告,もとい体験日記がすでに豊富にあります.合格までに必要な勉強時間や勉強法は個々人によるものが大きいこともあり統一の見解がとれていないのが現状です.

 

ただ,医師国家試験と色彩検定,どちらも受験した症例は国内であまり報告されていないと予想されるのでここに記させてもらいます.

 

 

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【背景】

体験談は誰が語るかに依存するため自分の学力や環境を明示しておきます.

 

・2年前に色彩検定2級を取得.

・高校教育で化学,物理,日本史,美術を選択.

・大学で医学を専攻.心理学について学んだこともあり.

・動画制作歴があり,色彩についてのなんとなくの感覚があった.

アイカツ!を見ておりファッションについて予備知識がある.

・医療関係の職業.

 

あえて自分で言いますが資格勉強は得意な方だと思います.

「なぜ色彩検定を?」という質問は多々寄せられるのですが,なんとなくです.

 

別の世界の試験勉強をしてみたい,資格いろいろ持ってるアピールで無駄にイキりたい,日常にも役立ちそう,これを学べばアイカツ!をもっと楽しめるかもしれない,今後の専攻学問領域において割と実用性があるetc...

 

気がついたらやっていた,相手はなんでもよかった.

 

試験前に片付けに精を出してしまうあの現象と似た感じで3級テキストを購入したのが学生の頃の話です.3級はすぐに取得できそうだと判断し飛び級で2級から受験することとしました.だってQBに比べるとテキスト1冊解くだけでいいんですよ?

 

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図:医師国家試験のお供,QBことクエスチョン・バンクの画像

引用元:[4~6年生向け◆新刊]『クエスチョン・バンク2019』vol.1は3月6日発売!◆第2回◆実習中でも国試対策!QBのオススメ活用法!! | INFORMA byメディックメディア

 

医学生の間では国試終了後にこれを含めた参考書やノートを積み上げて”これだけ勉強した自慢”をすることが通例となっています.

 

 

 

 

というわけで2級受験は書店で良さそうに思えたこの2冊で乗り切りました.暗記用の小冊子がついてくるので携帯に便利です.これにテキストの要点を書き込む感じで勉強していきました.おおよそ1週間のガチ勉で合格となりました.やったぜ.

 

1回で合格!色彩検定2級テキスト&問題集

1回で合格!色彩検定2級テキスト&問題集

 
1回で合格!色彩検定3級テキスト&問題集

1回で合格!色彩検定3級テキスト&問題集

 

 

短期間で合格できたのは基礎知識があったからだと思います.高校や大学で学んでいた内容はほぼノータイムで理解可能でしたし.多くの人がつまづくであろう光の波長や眼の構造についてアドバンテージがあったのは大きいです.

 

 

動画制作は趣味の一環なんですが,「背景に埋もれないように文字を入れるには」などのHow Toをインターネットで学んだ経歴があります.アイカツ!については説明不要です.人生の必修科目なので見ましょう.

 

 

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【方法】

というわけで本題の1級受験のお話です.大体この手の文章ってどうでもいい自分語りが長々続いて本題に入るまでが長いんすよね.適宜読み飛ばしてください.

 

 

2級取得で満足していたのですが,将来の専攻学問領域が決まる前の今のうちに関係ないことを学んでおこうという高い意識とノリで1級にも挑戦してみることにしました.

 

 

 

 

 

 

ユニバーサルカラー級というものが新設されたのも気を引くきっかけでした.

 

色覚多様性,前の言葉でいう”色覚障害者”,”色盲”は決して稀な存在ではありません.クラスで1人はいるありふれた個性なのです.このテキストは受験を考えていない人でも一読していてほしい内容と思いました.

 

 

 

nlab.itmedia.co.jp

nlab.itmedia.co.jp

memo.ark-under.net

memo.ark-under.net

 

 

 

色彩検定® 公式テキスト UC級

色彩検定® 公式テキスト UC級

 

 

UC級も同時出願中です.まずはこのテキストを一読し,あとは公式テキストと過去問を用いて勉強を始めました.

 

 

2級・3級と比べて,非公式テキストや参考書・問題集の類は選択肢が非常に少ないです.1級用の参考書もあるようですが,流通が乏しいようでAmazonで一冊5000円以上と高騰しています.自分は買わないで挑戦してみることとしました.

 

 

色彩検定も所詮は資格試験なので,どういうふうに出題されるか先に確認しておかないと無為な勉強をすることになってしまいます.テキストを読み込む前に先に確認しておくべきでしょう.その手段は問題集でも良いのですが,一番強いのは過去問です.

 

A・F・T色彩検定 公式テキスト1級編

A・F・T色彩検定 公式テキスト1級編

 
色彩検定過去問題集2017年度1級

色彩検定過去問題集2017年度1級

 
色彩検定過去問題集2016年度1級

色彩検定過去問題集2016年度1級

 

 

医学生の間では試験前に過去問3年分を回すことが基本となっています.3年分をこなすことで傾向がみえてきます.出題されたものを◯,出題されなかったものを✕とすると,

 

3年前:◯,2年前:◯,1年前:◯ →例年出題されており今年も出そう.

3年前:◯,2年前:✕,1年前:◯ →隔年で出題,今年は出ないかも?

3年前:◯,2年前:✕,1年前:✕ →2年連続出ていない,今年も出ないかも?

3年前:✕,2年前:✕,1年前:◯ →新規傾向,今年も出るか一度きりか…

3年前:✕,2年前:✕,1年前:✕ →出ない.出たら捨てよう.

 

といったように,傾向を予測して勉強する分野のウェイトを変えるのですね.

 

もちろん3年に1回の周期で出題されるテーマがあったとしたら予測困難です.そこまで研究する暇があったら近年の全部を勉強しろって感じなので傾向予測も程々にしましょう.サザエさんのジャンケンで何を出せば勝てるか考えるのと同じようなものです.

 

一年分過去問やってみて弱いところを勉強して,もう一年分解いてみて,また弱いところを勉強して...の繰り返しが最も素直で最も効率が良いと思います.多分これが一番早いと思います.

 

 

 

 

 

【結果】

1級1次試験は合格点を確保できました! 7.5割でした.

 

点数について言い訳すると,2週間前からの勉強開始(お仕事はいつもどおり)だったので,合格点を取れればよいスタンスで詰め込んだのです.実質ちゃんと勉強できたのは1週間です.1週間あれば1級1次は受かります(※極論)

 

 

 

【考察】

結論から言うとテキストから満遍なく出るので素直にテキストを読みましょう.

ただ,ファッション史などは1次には全く出ないので捨てて良いと思われます.

 

2級3級に出た慣用色は色彩学の歴史といった形で出題されます.欧米と日本とを比較した出題内容ですが,テキスト白字の部分からの出題が多く,日本史や世界史の知識がないと得点が難しいところです.

 

眼の構造は医者でも知らない難しい内容を扱っているので頑張って暗記しましょう.一対一の対応構造なので一度覚えてしまえばパターンで解けます.

 

色彩検定の選択問題は4択で,このうち矛盾する選択肢と全く関係ない選択肢がそれぞれ含まれているのでだいたい2択まで絞り込めます.そこからの勝負ですね.この手の試験の傾向としては「~は必要ない」「すべて~である」と断言している選択肢は99%誤りなのが通例で,これは色彩検定にも当てはまりました.

 

あとで思い出したら追記します.

 

 

【結語】

研修医やりながら色彩検定1級を勉強している人の体験談を語りました.

2次試験めちゃんこむずむずでつらみですが頑張りたいと思います.

 

 

 

【参考文献】

shikisaikentei-online.com

 

pecotdesign.com

 

rokorokoblue.com

 

www.bloketsu.com

prosheet.jp

 

http://webpiyori.work/shikisai_1_dokugaku/

 

色彩検定2級 独学1発合格 〜勉強時間: 20時間〜 | 資格キラーのブログ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018/11/30//17:10-19:20 かたぐら子 (@cat1021gla) | Twitter 約5000字